頭痛

上でも書きましたが、当院で対応できる頭痛の種類は次の３つになります。

偏頭痛（片頭痛）

・ズキンズキン痛む。
・片側、あるいは両側のこめかみから目の辺りが痛む。
・頭痛が起こる前兆として閃輝暗点（せんきあんてん）が出ることがある。
・一般的な頭痛の約20％。

※閃輝暗点・・・目の前にチカチカとしたフラッシュのような光があらわれたり、視野の一部が見えにくくなること。

群発性頭痛

・痛みが必ず頭の片側に出る。
・目の奥がえぐられるような激痛がする。
・毎日ほとんど同じ時刻に痛みだすことが多い。
・目の充血、鼻水、涙目をともなうことがある。
・一般的な頭痛の約1％。

緊張型頭痛

・頭全体が締め付けられる様に痛む。
・動けないほどの痛みではない。
・体を動かすと痛みがやわらぐ。
・一般的な頭痛の約70～80％。

頭痛で病院に行くと一般的な対処方として

・アスピリン、イブプロフェンなど鎮痛薬の処方
・エルゴタミン製剤、トリプタン系薬剤など血管収縮薬の処方
・葛根湯、桂枝人参湯桂枝人参湯なとの漢方薬の処方

というものがあります。

どれも再発を繰り返してしまい、薬に頼り続けなければならないケースがほとんどで、根本的な解決には至ることは少ないです。また、薬が全く効かない場合もあり、薬を使いすぎると、薬によって薬物性頭痛が引き起こされる場合もあります。

頭痛は肩や首のコリが深く関わっているため、一般的な鍼灸院・整体院などでの施術は、肩コリや首コリに対しての施術を行います。

対処方として

・首や肩のこりをほぐすために、コリが強い場所への指圧、マッサージ、鍼・灸による施術
・首や肩のストレッチ
・体のバランスを整える（骨格矯正・体の歪みの改善など）
・生活習慣の改善を指導

というものがあります。
ですが、実際のところなかなか改善しないケースも多いのではないかと思います。
では、どうしてあなたの頭痛は改善しないのでしょうか。

頭痛が首や肩のこりとの関係が深いというのは、当院でも同じ意見です。
ただし問題は、この頭痛の原因になる首や肩のコリが、表面ではなく筋肉の深い部分にあるということです。

深い部分のコリがなぜ問題なのか

一般的なマッサージ等の施術では、患部や緩めたい場所へ直接行うことが多いですよね。
これも全く効果が無いわけではありませんが、筋肉は何層にも重なっており、一般的な施術では表面が緩むだけで深い部分のコリが残ってしまっているため、数日で元に戻ってしまうということが起こります。
鍼なら患部でも深い部分まで届くのでは？と思った方もいるかもしれませんが、一歩間違えると肺などの臓器に届いてしまうリスクがあり危険を伴ってしまうため、実際に行うには非常に難しいです。