自分の声や周りの音がガンガンと響く
40代 女性
- 突発性難聴
- 耳鳴り
- 聴覚過敏
- 食いしばり
来院までの経過
来院の3ヶ月ほど前にジーという耳鳴りがして音が聞こえづらくなり、突発性難聴との診断を受けた。
耳鼻科を受診し、ステロイドの薬を処方されたが効果はなかった。デフィブラーゼ(血流改善薬)を使用したら聴力は戻ったが、耳鳴りがさらに強くなった。
自分の声や紙がこすれる音などの周囲の音が響いてガンガンする。
耳鳴りが出るようになってから寝る時に歯を食いしばるようになり、顎にも違和感がある。
施術ポイント
デフィブラーゼ(血流改善薬)を使用したら聴力が戻ったとのことなので、内耳の血流不足が原因であると思われる。 薬で一時的に血流量が増えても、首や肩のコリが強いままだと薬の効果が切れると内耳への血流量が元に戻ってしまい、中途半端にしか改善しないことがある。
また、食いしばりにより顎にも違和感があることから、肩コリなどによる体の緊張が食いしばりを生み、耳に近い顎周りの緊張を作り出し内耳の血流が悪化していると考えて施術を行った。
施術からの経過
1・2回目 首や肩を触診すると首の筋と付け根の緊張が強く、顎の周りの緊張も強かった。肩にあるコリを押すと耳鳴りが強くなる感じも見受けられた。 顎を緩めるために手の緊張を取り、首から肩を緩めるために関係する足の緊張を緩めると首が少し楽な感じがあり、耳の不快感が少し軽減した。
3・4回目 同様の施術を行うと、耳鳴りがジー→キーン→シャーという感じに音が変化していった。音の大きさに変化は無いが、耳の不快感を軽減した。
5回目 経過良好と思われたが、4回目の後の2日後に再び耳鳴りが強くなる。特に下を向くとキーンという音が強くなる。 体をチェックして前回までとアプローチを変え、手の他に首全体が緩むように腰周りの緊張を取ると下を向いた時に耳鳴りが強くなる症状は和らいだ。
6〜8回目 首の緊張は落ち着いた感じがあったため、肩の緊張を緩めることを中心に施術を行った。 回を重ねるごとに少しずつ耳の不快感が軽減した。
9回目 来院の数日前から生理がひどくなり、耳鳴りが悪化した。頭痛も伴う。 生理痛が軽減しないと耳鳴りも軽減しないと考え、子宮と肩に関係のある足の方からアプローチし生理痛の軽減を試みた。 その場での変化はあまり感じられなかった。
10・11回目 耳鳴りの大きさに波はあるが、嫌な感じは軽くなってきており、特に夜の耳鳴りが楽になった。 不快感はだいぶ楽になったため、しばらく様子を見たいとのことだったので、一旦終了とし様子を見ることになった。
同じような症状でお困りの方へ
突発性難聴と診断されるとほとんどの病院でステロイドや血流改善薬が処方されますが、そもそもの血流を阻害している首や肩のコリを始めとした体全体のバランスを整えていかないと根本的な改善は難しいです。 薬のみで改善した方は、体がもつ回復力がまだ高い状態が保てている方だと思います。
薬だけに頼らず、ご自分の姿勢や生活習慣が体に負担をかけていないかを振り返ってみて、それを気をつけるだけでも回復していく方もいらっしゃるので、体を楽にするということを意識してみてください。
実際にお越しになった方の経過をもとに掲載しています。個人が特定されないよう、年代や細部を調整している場合があります。変化の現れ方には個人差があり、同じ経過をお約束するものではありません。